「誰でも歓迎」のサロンは、誰の心にも刺さらない
——「群れの中で同じ方向を向くより、
自分の北極星を見続ける人が、結局は遠くへ行く」と思った話。
たまたま、カフェで隣の席に座ったサロンオーナーさんとマーケティングコンサルさんが、深く相談をされていました。
本人特定は決してできないよう配慮しながら、その日聞こえてきた断片を、ここに書き留めておきたいと思います。
なぜなら、その会話は、今、多くの個人サロンオーナーさんが直面している現実を、あまりにも生々しく映していたからです。
「もう、なんでもいいから集客したい」
「ホットペッパー、やった方がいいんでしょうか」
「若くて経済力がある層を狙いましょう」
「広告に、今月いくら使えますか」
——その全てに、私は静かに違和感を覚えました。
ただ、それは「方法そのものが悪い」からではありません。
もっと根本的なところに、違和感の正体があったのです。
少し、私が20年現場に立ってきて思うことを、書かせてください。
「なんでもいいから集客したい」と思った瞬間、
世界観は壊れる
私も、開業当初は同じことを思っていました。
東京・麻布広尾で、単価6,000円。1日5名のお客様。
「休めば、売上が消える」働き方の中で、私は心も体もボロボロでした。
「とにかく、人を増やさなきゃ」
「来てくれるなら、誰でもいい」
——そう思った瞬間、サロンの世界観は崩れていきます。
なぜなら、「誰でも歓迎」のサロンは、誰の心にも刺さらないからです。
値引きで釣られたお客様は、次の値引きへ流れます。
広告で来たお客様は、広告が止まれば消えます。
「みんなに優しい店」は、誰にとっても「特別」にならない。
私は、ここから変えるしかありませんでした。
ホットペッパービューティーは、
構造そのものが「価格競争」
ホットペッパーは、月数万〜十数万円を払って、「初回お試し」「割引クーポン」で価格比較されるプラットフォームです。
来てくださるお客様は、サロンを愛してくれているのではなく、「今月の安い店」を探している方。
彼女たちは、来月、もっと安い店を見つけたら、そこへ移ります。
ホットペッパーが構造的に難しいのは、その「並べて比較される」設計にあります。
お客様の意思決定の中心が、「値段とお試し感」になる。
「あなたのサロンの世界観」「あなただけのメソッド」は、そこではどうしても二の次になってしまうのです。
私のサロンが、口コミだけで完全紹介制になり、リピート率9割を維持できている理由は、いたってシンプル。
「比較される土俵」に、最初から乗らないと決めたからです。
でも、インフルエンサーマーケティングは——
「全否定」ではない
ここで、正直にお伝えしたいことがあります。
私自身、過去にインフルエンサーマーケティングを試したことがあります。
そして、結果から言うと——ちゃんと反響がありました。
なぜでしょうか?
理由はシンプルです。
他のどこでも受けられない施術だから。
そして、結果が目に見えて分かる施術だから。
「フェザータッチで、寝ている間に顔が変わる」という体験は、世間に出回っていません。
だからインフルエンサーさんが発信してくださっても、「これは試してみたい」と動いてくださる方が、ちゃんと現れたのです。
つまり、ここで気づいたことは——
「広い海で、一匹の魚を釣るのは大変。」
でも、自分のサロンが「稀少な魚しかいない池」であれば、釣りはむしろ、やりがいのあるものになる。
ホットペッパーが難しいのは、海が広すぎて、自分が見つけてもらえないから。
インフルエンサーマーケティングが意外と効くのは、「他では受けられない」というラベルが、強い磁力を持つから。
私が伝えたいのは、「インフルエンサーマーケティングはダメ」ではないのです。
「どこにでもある施術を、広い池で必死にアピールしようとすること」が、苦戦の原因だということ。
「若くて経済力のある層」も、
本当は「軸の話」
「若くて経済力のある層を狙いましょう」というアドバイスも、表面的には美しく聞こえます。
でも、20年現場に立ってきて思うのは——
本当にお金を払ってくれて、長く愛してくださるお客様は、「年齢」ではなく「価値観」で繋がるということ。
私のサロンには、社長夫人や、有名なお医者様、海外のVIPの方も多くいらっしゃいます。
そんな方たちに共通しているのは——
広告では、絶対に動かないということです。
彼女たちは、信頼の輪の中でしか、新しいサロンを選びません。
「経済力」で絞るより、「価値観の共鳴」で繋がる方が、圧倒的に深く、長く続きます。
「何を選ぶか」より、
「何を作るか」
ここまで読まれて、もしかしたら混乱されたかもしれません。
「ホットペッパーはダメ、インフルエンサーは時に効く、広告は順序による——じゃあ、結局なに?」
答えは、シンプルです。
「何を選ぶか」より、「何を作るか」が、
すべてを決めます。
どういうスタンスで、どんなサロンを作り上げるのか。
自分の北極星はどこにあるのか。
誰のための、何のサロンなのか。
——ここの「軸」さえ、しっかり固まっていれば、
ホットペッパーでも、インフルエンサーマーケティングでも、Instagram広告でも、オーガニック発信でも——
方法は、どれを選んでも、機能します。
逆に、ここが曖昧なまま、どんな方法を選んでも——
どれも、自転車操業になります。
だから、20年間私が大切にしてきたのは、
方法論ではなく、「軸」でした。
群れの中で同じ方向を向くより、
自分の北極星を見続ける人が、結局は遠くへ行く
私は20年、この道を歩いてきました。
たかの友梨で。高級スパで。
NYで。インドネシアで。
都心で揉まれて、著名な方々に育てていただき、
時に泥水を啜るような日々もありました。
それでも、お客様の喜ぶ顔だけを支えに、一意専心(いちいせんしん)で歩んできた20年。
その私が、心の底から、お伝えしたいことは——
「群れの中で同じ方向を向くより、
自分の北極星を見続ける人が、
結局は遠くへ行く。」
業界が「広告だ」「インフルエンサーだ」「ホットペッパーだ」と話題を変えていく中で、
あなたのサロンの「北極星」を、もう一度、見つめてみてください。
「どんなお客様に、何を届けたいのか」
「自分は、誰の人生を、よりよくしたいのか」
「なぜ、この仕事を選んだのか」
——ここに、答えがあります。
そして、ここが固まれば、どんな方法も、あなたの味方になるんです。
最後に
カフェで聞こえてきた、あのサロンオーナーさんの「もう、誰でもいいから集客したい」という声を、私はしばらく忘れられそうにありません。
その響きは、かつての私自身の声と、重なっていたからです。
もし、あなたも今、同じ悩みの中にいるとしたら——
広告に何十万円もかける前に、ホットペッパーに月十万円払う前に、
「自分の北極星は、何だろう」を、一度だけ、静かに考えてみていただけたら、と思います。
頑張らないほど、深く繋がれる方法が、必ずあります。
私は、その道筋を、これからも書き続けていきます。
P.S.
無料【100チェックリスト】では、
私が20年かけてたどり着いた、「VIPサロン構築の100ステップ」を、無料でお渡ししています。
たかの友梨で、高級スパで、NYで、インドネシアで——
都心で揉まれ、著名な方々に育てていただき、時に泥水を啜るような日々も乗り越えながら——
一意専心で磨いてきた、20年の全てを込めました。
「自分のサロンの『軸』の作り方」を、体系立てて学んでいただける内容です。
「この働き方、いつまで続けられるんだろう」と、
夜、ベッドの上で自問していた、かつての私自身に、
今、ひとつ手渡せるとしたら——
迷わず、このチェックリストを渡します。
集客に悩んでいる、あの日の私と同じサロンオーナーさんへ。
どうぞ、受け取ってください。
@tomo_vipsalon
