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世界が日本の美を真似していた時代があった。JBeautyの過去・現在・未来。

salondekoh

世界が日本の美を真似していた時代があった

JBeautyの過去・現在・未来

世界が、日本の美を見つめていた時代がありました。

たとえば、ルイ・ヴィトンのモノグラムは、日本の家紋やジャポニスムの影響を受けていると言われています。
西陣織をはじめとする日本の織物や文様も、ヨーロッパの服飾文化に大きな影響を与えてきました。

日本の美は、決して大声で主張するものではありませんでした。

でも、静かに。
深く。
確実に。

世界の美意識に、影響を与えてきたのです。

私が美容の世界に入って、20年以上が経ちます。

最近、AIと美容業界の未来について考える機会があり、あらためて「JBeauty」について深く考えるようになって

世界の美容トレンドはKBeauty

SNSで一気に広がる。
商品化が速い。
見せ方が上手い。
世界中の人が憧れる。

韓国の美容業界の発信力とスピード感は、本当に学ぶべきところが多いと感じています。

でも、ふと思うのです。

日本の美とは、そもそもそういうものだったのだろうか


日本の美は、静かに世界を驚かせてきた

1990年代後半、日本では「カリスマ美容師ブーム」が起こりました。

青山や原宿の美容師たちがメディアで取り上げられ、技術者でありながらスターのように注目される時代がありました。

でも実は、日本の美はそのもっと前から、世界に影響を与えていました。

派手に宣伝するのではなく、

本物を見る目を持つ人たちに届いていく。

これが、JBeautyの本質なんじゃないかな

私がお伝えしている「フェザータッチ小顔メソッド」のベースには、 磯部敏弘先生が作られた「イソベボーテ小顔美顔術」があります。

こんな施術は、フランスにはない。
日本からすごいものがやってきた。

パリ・ヴォーグの編集長がそのように驚かれたそうです。

それは、日本の手技がパリの美容界を驚かせた瞬間だったのだと思います。

KBeautyのように、一気に世界中でバズる形ではなかったかもしれません。

でも、本物を見る人には、ちゃんと届いていた。
そして、深く記憶に残っていた。

私はそこに、JBeautyらしさを感じました。


本物は、派手に名乗らない

私が今お世話になっている美容師さんは、77歳で現役です。

白金台初、恵比寿で創業50年。
長年、著名人や芸能人の方々にも選ばれ続けてきた方です。

でも、Instagramに名前が大きく出ているわけではありません。
ウェブで検索しても、ほとんど情報は出てきません。

それでも、本物を知る人たちは、その方のもとへ通い続けています。

これこそ、日本の職人文化だと思うのです。

目立つことより、磨き続けること。
売れることより、信頼され続けること。
広がることより、深まること。

JBeautyとは、単なる美容トレンドではなく、こうした職人の姿勢そのものなのではないでしょうか。


AI時代だからこそ、手の価値が上がる

先日のイベントで、とても印象に残った言葉がありました。

AIが進化すればするほど、本物の人間の感性や技術の価値が際立っていく。

私は、本当にその通りだと思います。

AIは、情報を整理することができます。
文章を書くこともできます。
画像を作ることもできます。
分析も、提案も、どんどん上手くなっていくでしょう。

でも、人の肌に触れることはできません。

その人の緊張を、手のひらで感じること。
空間の空気を読むこと。
言葉にならない不安を察すること。
「今日は、あまり話しかけない方がいいな」と感じること。
その人が、自分を取り戻していく時間を作ること。

これは、AIにはできません。

手を使う。
気を使う。
場を作る。
空気を整える。

美容とは、本来そういう仕事だと思うのです。


けれど、残さなければ消えてしまう

ただ、ここでひとつ大きな問題があります。

どれほど素晴らしい職人でも、
どれほど深い技術を持っていても、
ウェブ上に存在しなければ、見つけてもらえない時代になっているということです。

本物の職人ほど、発信が苦手です。

「わかる人だけ、わかればいい」
「宣伝するようなものではない」
「目の前のお客様に尽くしていればいい」

その美学は、とても日本的で、私は大好きです。

でも、そのままでは、素晴らしい技術や言葉が、静かに消えていってしまうかもしれません。

だから私は、JBeautyの歴史や職人の言葉を、これから少しずつウェブ上に残していきたいと思っています。

伝説的な文化サロンの空間を作ってきた方。
六本木で一流の人たちを迎え続けてきた方。
創業50年の美容師さん。
そして、磯部敏弘先生の技。

日本の美を作ってきた人たちの言葉や在り方を、次の時代に残したい。

それは、私にとっての小さな使命でもあります。


KBeautyとJBeautyは、美しさの進み方が違う

KBeautyが、
「わっと一世を風靡する美」だとしたら、

JBeautyは、
「静かにじわじわ、本物だけが残っていく美」だと思います。

どちらが上、どちらが下という話ではありません。

KBeautyにはKBeautyの強さがある。
JBeautyにはJBeautyの深さがある。

ただ、日本の美は本来、流行を追いかけるものではなかった。

削ぎ落とす。
整える。
余白を残す。
見えないものを大切にする。
相手に合わせすぎず、でも押しつけない。

そこに、日本ならではの美意識があります。


JBeautyの未来は、「手」と「言葉」にある

これからの時代、美容の世界にもAIはどんどん入ってくると思います。

でも、だからこそ、人間にしかできない仕事がより際立っていく。

触れること。
感じること。
場を整えること。
その人の人生が少し良くなるような時間を作ること。

私は、サロンとは本来、そういう場所だと思っています。

ただ綺麗になる場所ではなく、
その人が自分の人生を、もう一度好きになれる場所。

技術だけではない。
空間のエネルギー。
流れる空気。
漂う雰囲気。
そこにいる人の在り方。

それらすべてを含めて、美容なのだと思います。

そして、その美を作れる人こそ、これからの時代に選ばれていく。

JBeautyは、まだ終わっていません。

むしろ、AI時代だからこそ、もう一度価値を取り戻していくはずです。

静かに。
深く。
本物だけが残っていく形で。

私はこれからも、日本の美を作ってきた人たちの言葉と、手の記憶を、少しずつ残していきたいと思います。

美は、力。

そしてその力は、これからの時代を生きる私たちにとって、ますます大切なものになっていくはずです。

ABOUT ME
入江トモ
入江トモ
入江 VIPサロン構築プロデューサー / フェザータッチ小顔メソッド主宰
頑張らないほど、小顔は作れる。 VIPに愛され続ける「小顔美顔」の専門家 16歳で美容界入り、トップモデルや海外VIPを含む延べ1万人に施術を提供 自身が「単価6000円・労働地獄」で疲弊した経験から、持続可能な働き方を探求 脳科学や東洋医学を融合し、力を使わない『フェザータッチ小顔メソッド』を確立 仏『VOGUE』絶賛の技術で、単価を引き上げリピート率90%の完全紹介制サロンへ成長 現在は高級車のVIPイベント等でも超一流の施術と接遇を担当 ミッションは「疲弊するセラピストを、VIPに指名されるサロンオーナーへ導く」こと 趣味は歌うこと、乗馬。東京・白金在住
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